WORKS実績紹介
国道482号 雪崩予防施設設計
- 事業名
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- 公共 道路工事(雪崩予防施設詳細設計)
- 所在地
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- 岡山県真庭市蒜山上徳山地内
- 期間
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- 2019年6月26日~2019年10月31日
- 発注者
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- 岡山県美作県民局真庭地域事務所
本業務は、国道482号の真庭市蒜山上徳山地内において、雪崩の発生により道路交通へ支障が生じる可能性があるため、計画区間L=120m、A=3000㎡の長大切土法面に対して雪崩予防施設の実施設計を行った。なお、当計画区間は、大山隠岐国立公園第2種特別区域及び第3種特別区域に属するため、環境に配慮した実施設計を行った。実施設計を行うにあたり、現地踏査は、切土法面と既設落石防護柵とのスペース状況及びUAV(ドローン)による空撮写真も参考にした沿道状況踏査により、地形・地質等を把握した。設計条件は、設計積雪深2.5m、斜面勾配45度、積雪の単位体積重量3.5KN/㎥、グライド係数4.8とし、雪崩予防工である「鋼製雪崩予防柵」「鋼製吊柵」「スノーネット」の3案比較を行った結果、経済性・施工性・環境への適用性で優位な「スノーネット」を採用した。雪崩予防施設スノーネットの配置計画は、縦方向の法面長が最も長い断面図を基に、設計積雪深2.5m、斜面勾配45度から決定される列間斜距離が10m未満となるように上段、中段、下段の3段に雪崩予防柵を設置する計画とした。